[ 市場レポート ]
【単月訪日数】アメリカ人観光客、8月として過去最高の9.2万人、伸び率は3.6%と堅調に推移
最終更新：2018-03-07 15:44:26市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2017年8月の訪日外客数（推計値）は前年同月比20.9%増の247万8千人と、2016年8月の204万9千人を上回り、8月として過去最高となりました。これにより8月までの累計は前年同期比17.8%増の1,891万6,200人となっています。訪日アメリカ人観光客については、前年同月比3.6%増の92,000人と、8月として過去最高を記録しました。訪日外国人全体に占める2017年8月のアメリカ人観光客のシェアは、前年同月の4.3%から3.7％の0.6%減となっています。
8月のアメリカ市場についてJNTOは、米国経済の好調や羽田発着便を中心とした座席供給量の増加などにより、訪日者数は堅調に推移したとみています。また、Lonely Planet誌が発表した「BEST IN ASIA」では、横浜・鎌倉が2位、高山が6位にランクインするなど、ゴールデンルート以外の地域が高く評価されるケースも増えており、さらなる訪日意欲の喚起に貢献すると考えられるとしています。
アメリカ市場は今年1月から8月までの累計観光客数が91万7,800人と昨年同期比で12.3%の増加となっています。9月にはJALとハワイアン航空が共同事業展開、LCCのスクートは12月からの関空～ホノルル線開設を発表するなど、空ではハワイ関連の動きが活発となっています。