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[ 市場レポート ]

【単月訪日数】シンガポール、 1月として過去最高の2.1万人、伸び率は3.8%と増加傾向を維持

最終更新:2018-04-17 11:55:37市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2018年1月の訪日外客数(推計値)は前年同月比9.0%増の250万2千人と、2017年1月の229万6千人を上回り、1月として過去最高となりました。シンガポールについては、前年同月比3.8%増の21,200人となり、1月として過去最高を記録しました。訪日外客数全体に占める1月のシンガポールのシェアは、前年同月の0.9%から微減の0.8%となっています。

1月のシンガポール市場についてJNTOは、地方への航空路線の新規就航や増便により、座席供給量が増加したことに加え、旅行博で実施した冬の魅力のPRや、オンライン上でのキャンペーンや広告宣伝など、継続的な訪日旅行プロモーションの効果も訪日者数の増加を後押ししたとしています。

2017年は旅行者数が初めて年計で40万人を超えたシンガポールは、2018年も緩やかな増加傾向を示すことが見込まれます。一方、旅行者数においてはフィリピンが31,700人、マレーシアが31,100人を記録し、インドネシアやベトナムも30%前後の高い伸びを続けるなど、シンガポールの訪日インバウンド市場におけるアジア圏での存在感は小さくなってきています。

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