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【単月訪日数】中国人観光客、8月として過去最高の81.9万人、伸び率は21.1%と2桁台に上昇
最終更新：2018-08-15 13:17:41市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2017年8月の訪日外客数（推計値）は前年同月比20.9%増の247万8千人と、2016年8月の204万9千人を上回り、8月として過去最高となりました。これにより8月までの累計は前年同期比17.8%増の1,891万6,200人となっています。訪日中国人外客数については、前年同月比21.1%増の819,700人となり、単月の値として過去最高を記録しました。訪日外国人全体に占める8月の中国人観光客のシェアは、前年同月の33.0％からほぼ同値の33.1%となっています。
全市場を通じて初めて80万人台を記録した2017年8月の中国市場について、JNTOは査証発給要件の緩和に伴う個人旅行（FIT）の増加やクルーズ船の増加に加えて、継続的な訪日旅行プロモーションの効果が訪日者数の増加を後押ししたとしています。
2017年に入ってから観光客数の伸び率に落ち着きがみられていた中国市場ですが、8ヶ月ぶりに2桁台の伸び率を記録しました。昨年は単月として過去最高を記録した7月に続き、8月は過去2番目の訪日者数でしたが、今月は8月が7月の訪日者数を上回りました。中国では一部の地方政府が訪日団体旅行を制限しているとみられており、今後の動向を注視したいところです。