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【単月訪日数】中国人観光客、10月として過去最高の66.4万人、伸び率は31.1%と8月から2桁を維持
最終更新：2018-08-15 13:17:13市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2017年10月の訪日外客数（推計値）は前年同月比21.5%増の259万5千人と、2016年10月の213万6千人を上回り、10月として過去最高となりました。これにより10月までの累計は前年同期比18.3%増の2,379万1,500人となっています。訪日中国人外客数については、前年同月比31.1%増の663,800人となり、10月の値として過去最高を記録しました。訪日外国人全体に占める10月の中国人観光客のシェアは、前年同月の23.7％から約2%増の25.6%となっています。
2017年10月の中国市場についてJNTOは、今年は中秋節休暇が国慶節休暇と重なり、8連休となったことに加え、査証発給要件の緩和に伴う個人旅行（FIT）の増加や、クルーズ船寄港数の増加、継続的な訪日旅行プロモーションの効果などが後押しとなり、訪日者数は好調に推移したとしています。
10月の伸び率が31.1％と好調な値を記録したことで、中国市場は8月から3ヶ月連続で昨年の伸び率を超え2桁台を記録しています。中国市場における1月～10月の累計観光客数は622万4,400人となっており、伸び率は12.9%です。2016年の年間累計は637万3,564人であったことから、10月の時点で昨年の年間累計観光客数と並ぶ市場拡大となっています。