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【単月訪日数】中国人観光客、9月として過去最高の67.8万人、伸び率は29.9%と2桁を維持
最終更新：2018-08-15 13:17:29市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2017年9月の訪日外客数（推計値）は前年同月比18.9%増の228万人と、2016年9月の191万8千人を上回り、9月として過去最高となりました。これにより9月までの累計は前年同期比17.9%増の2,119万6,400人となっています。訪日中国人外客数については、前年同月比29.9%増の678,300人となり、9月の値として過去最高を記録しました。訪日外国人全体に占める9月の中国人観光客のシェアは、前年同月の27.2％から微増の29.7%となっています。
2017年9月の中国市場についてJNTOは、例年旅行需要が高まる中秋節が今年は10月に動いことを指摘しながらも、査証発給要件の緩和に伴う個人旅行（FIT）の増加や、訪日クルーズ寄港数の増加、継続的な訪日旅行プロモーションなどが後押しとなり、訪日者数は好調に推移したと分析しています。
昨年は観光客数の伸び率が一桁台となった中国市場ですが、今年は8月から連続で昨年の伸び率を超え二桁台を記録しています。国土交通省の発表によれば、今年1月から8月までのクルーズ船の寄港回数は全体の35.1％増の1874回に対し、外国船は39.8％増の1441回となっています。10月の大型連休には600万人以上が海外旅行に出かけたとみられており、10月の観光客数も好調な伸びが期待されます。