[ 市場レポート ]
【単月訪日数】台湾人観光客、10月過去最高の42.1万人、伸び率は18.8%と今年最高の値
最終更新：2018-03-07 16:16:31市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2017年10月の訪日外客数（推計値）は前年同月比21.5%増の259万5千人と、2016年10月の213万6千人を上回り、10月として過去最高となりました。これにより10月までの累計は前年同期比18.3%増の2,379万1,500人となっています。訪日台湾人観光客については前年同月比18.8%増の421,100人と、10月の値として過去最高となりました。訪日外国人全体に占める10月の台湾人観光客のシェアは、前年同月の16.6％から16.2%に微減となっています。
10月の台湾市場についてJNTOは、今年は中秋節が10月に動いたことや、双十節に合わせた特別休日の設定で4連休となったことによる旅行需要の高まりに加え、季節需要に合わせた航空路線の拡充や継続的な訪日旅行プロモーションの効果が訪日需要を後押しし、訪日者数は堅調に推移したとしています。
観光客数の伸び率が今年最高の18.8%となった台湾市場は、1月から10月までの累計観光客数が2016年の累計である416万7,512人に迫る388万1,400人となっており、伸び率は8.2%となっています。2016年には同年に海外へ渡航した台湾人のおよそ3人に1人が日本を訪れるなど成熟市場である台湾では、岡山や仙台といった地方への関心が高まっており、インバウンド需要の内容も変化してきています。