[ 市場レポート ]
【単月訪日数】台湾人観光客、11月過去最高の36.3万人、伸び率は20.8%と今年最高の値
最終更新：2018-04-13 14:17:15市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2017年11月の訪日外客数（推計値）は前年同月比26.8%増の237万8千人と、2016年11月の187万5千人を上回り、11月として過去最高となりました。これにより11月までの累計は前年同期比19.0%増の2,616万9,400人となっています。訪日台湾人観光客については前年同月比20.8%増の363,200人と、11月の値として過去最高となりました。訪日外国人全体に占める11月の台湾人観光客のシェアは、前年同月の16.0％から15.3%に微減となっています。
11月の台湾市場についてJNTOは、紅葉観賞を目的とした訪日需要を見込んだ増便や地方へのチャーター便の運航や、クルーズ船寄港数の増加に加え、継続的な訪日旅行プロモーションの効果も訪日意欲を喚起し、訪日者数は好調に推移したとしています。
観光客数の伸び率が今年最高の20.8%となった台湾市場は、1月から11月までの累計観光客数が424万4,600人となり、過去最高であった2016年の年計を超え、伸び率は9.2%となっています。2016年は比較的閑散期であった11月の観光客数が10月から連続して増加したことから、成熟市場においても紅葉といった日本の四季が魅力的なコンテンツであることが伺えます。