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[ 市場レポート ]

【単月:訪沖外国人観光客数】2017年10月は22万9,200人と前年比3万4,500人増、伸び率は17.7%と海路入域が牽引

最終更新:2018-03-07 16:03:21市場レポート

沖縄県が発表している「入域観光客統計」によれば、2017年10月に沖縄県を訪問した外国客は22万9,200人と前年比3万4,500人増の記録を示し、伸び率は17.7%となりました。国内客を含めた沖縄県の観光客総数に占める外国客の割合は28.7%となっています。国籍別では台湾の割合が33.8%と最も高く、中国本土が19.8%、韓国が18.0%と続いています。

訪沖外国人観光客数

10月の概況について沖縄県は、台風の影響でクルーズ船の欠航があったものの、大型連休絡みで航空会社によるチャーター便の就航があったことや、今年最大の大型クルーズ船(16万8千トン)が2度寄港したことなどから前年を上回ったとしています。また11月は、ジェットスター・アジア航空によるシンガポール直行便の就航など航空路線の拡充があることや、クルーズ船の寄港回数について増加が予定されていることなどから、好調に推移すると見込んでいます。

訪沖外国人観光客数の伸び率

10月は国内客の伸び率が前年同月比マイナス0.5%となったのに対し、外国客は17.7%と市場のバランスに変化がみられました。入域経路別の伸び率については空路が14.2%、海路が23.9%と海路での入域拡大が顕著となりました。観光客の実数は少ないものの、10月はタイが前年同月比725.0%の伸びを示し、訪沖インバウンドにおいても市場の多様化が指摘できます。

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