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[ 市場レポート ]

【単月:訪沖外国人観光客数】2018年4月は27万6,800人と前年同月比5万9,200人増、伸び率は27.2%と好調を維持

最終更新:2018-06-06 16:54:40市場レポート

沖縄県が発表している「入域観光客統計」によれば、2018年4月に沖縄県を訪問した外国客は27万6,800人と前年同月比5万9,200人増の記録を示し、伸び率は27.2%となりました。国内客を含めた沖縄県の観光客総数に占める外国客の割合は33.2%となっています。国籍別では台湾の割合が32.4%と最も高く、中国本土が18.9%、韓国が16.2%と続いています。

4月の概況について沖縄県は、航空路線の拡充があったことやクルーズ船の寄港回数が前年同月比で増加したこと等から前年を上回ったとしています。5月は、麻しん(はしか)患者の発生に伴う影響が懸念されるものの、クルーズ船の寄港回数が増加する予定であることや、夏季運行期間において航空路線の拡充が予定されていること等から、好調に推移すると見込んでいます。

2017年4月も34.2%と高い伸び率だったものの、2018年4月も27.2%と前年の反動を感じさせない伸び率となりました。こうした好調な伸びを背景に1月から4月までの累計入域観光客数は前年同期比31.3%増の87万6,300人となっています。入域経路別に4月の観光客数をみると、空路が前年同月比6.7%増の15万2,000人、海路が66.2%増の12万4,800人となっており、引き続きクルーズ船を中心とした海路客が訪沖市場全体を牽引しています。

 

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