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[ 市場レポート ]

【年間訪日数】台湾人観光客、2017年は過去最高の456万人、チャーター便やクルーズ船が牽引

最終更新:2018-04-13 16:47:24市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2017年12月の訪日外国人観光客数(推計値)は前年比23.0%増の252万1千人と、2016年12月の205万1千人を上回り、12月として過去最高となりました。これにより2017年の訪日外国人観光客数は前年比19.3%増の2,869万1千人と、統計史上最多となりました。訪日台湾人観光客については前年比9.5%増の4,564,100人と、過去最高となりました。訪日外国人全体に占める2017年の台湾人観光客のシェアは、前年の17.3%から15.9%に減少となっています。

2017年の台湾市場についてJNTOは、2月を除く全ての月で同月過去最高を更新したことに触れ、特に夏季の需要増加を見込んで各地にクルーズ船やチャーター便が運航された7月は、単月として過去最高となる446,604人を記録したとしています。

さらに、前年の現地航空会社の撤退・解散により続いた座席供給量の減少、台風に伴う航空便やクルーズ船の欠航など、訪日旅行市場にとってマイナスとなる外的要因もあったものの、地方へのチャーター便の相次ぐ新規就航や増便、クルーズ船寄港数の増加に加え、継続的な訪日旅行プロモーションの効果が訪日意欲を喚起し、年間を通じて堅調に推移したと分析しています。

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