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【年間訪日数】2017年は過去最高の2,869万人、伸び率は19.3%、韓国・中国市場において初の700万人突破

最終更新:2018-08-15 13:16:21市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2017年の訪日外国人観光客数は、前年比19.3%増の2,869万1千人と、JNTOが統計を取り始めた1964年以降、過去最高となりました。2011年以降、6年連続で訪日外国人観光客数の増加傾向が続いており、2017年の外国人観光客数は2011年の4.6倍に拡大しています。なかでも韓国が前年比40.3%増の714万人、中国が前年比15.4%増の736万人と初めて年計で700万人を超え、2017年は韓国と中国が全体の50.5%を占めています。

訪日外国人観光客数の増加基調が継続しており、3,000万人の大台が目前となってきました。外国人観光客数の伸び率は前年を下回る19.3%となっており、観光客数の増加に捉われない本質的な訪日インバウンドの拡大が求められています。

2017年の月別訪日外国人観光客数をみてみると、月ごとの観光客数が200万人以上300万人以下となっており、平準化が進んでいることが伺えます。1・4・11月の伸び率が特に高く、日本の四季を求める観光客の増加が認められる一方、2・3月は訪日インバウンドにおける閑散期となっており、こうした時期における観光客数の増加が期待されます。

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