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[ 市場レポート ]

【香港:訪沖外国人観光客数】2018年1月は1万3,700人と前年比1,400人減、伸び率はマイナス9.3%

最終更新:2018-04-17 11:03:29市場レポート

沖縄県が発表している「入域観光客統計」によれば、2018年1月に沖縄県を訪問した香港の外国客は1万3,700人と前年比1,400人減の記録を示し、伸び率はマイナス9.3%となりました。沖縄県の外国人観光客総数に占める香港の割合は7.0%となっています。

香港市場の概況について沖縄県は、1月はクルーズ船の寄港があり、航空路線数が前年同月並になったことものの、他方面との競合で航空搭乗率が鈍化したことなどから、前年を下回ったとしています。また2月は、春節時期の旅行需要の高まりに加え、冬場のホエールウォッチングや桜祭りなどの旅行商品に人気があることなどから、好調に推移すると見込んでいます。

2018年における香港の年間累計観光客数は25.7万人と過去最高を更新しました。一方、1月の伸び率がマイナスとなった点について入域経路別に1月の観光客数をみると、空路が前年同月比17.6%減の1万2,200人、海路が400.0%増の1,500人となっています。空路での入域割合が高い香港は、航空路線の環境に影響を受けやすい市場です。1月の訪日インバウンドにおいても香港の伸び率はマイナスとなっており、旧正月休暇の時期が2月となった影響も出ていると考えられます。

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