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[ 市場レポート ]

東アジアでは、国民の祝日は毎年変わる!?

最終更新:2018-03-08 12:22:26市場レポート

日本を訪れる観光客の7割以上は、東アジアからやってきます。

東アジア各地域にはどのようなお休みがあるのでしょうか?

祝日1

最大の休暇は春節、つまり旧暦(農歴ともいいます)の正月休暇です。2017年の旧正月1日は1月28日でしたが、2018年は2月16日、2019年は2月5日。月の満ち欠けを基本にした旧暦なので、現在一般的なグレゴリオ暦のカレンダー上では毎年日付が変わるのです。

中国では旧暦の大晦日からの7日間がお休みになることが多いようです。休暇は実質5日間ですが、前後の土日に出勤するなどして7日間の連休を無理やりにでも作り出すのが一般的です。

香港、マカオは旧暦1月1日からの3日間。

台湾は旧暦大晦日からの4日間。

韓国でも旧暦でお正月をしますが、こちらは旧歴大晦日からの3日間がお休みとなります。

香港、マカオでは、清明節端午節中秋節重陽節といった中国古来の節句も休日になります(香港では中秋節の翌日)。中国、台湾ではこのうち清明節、端午節、中秋節を休暇としています。なお、いずれも旧暦で祝います。

このほか、中国、香港、マカオと、韓国では仏誕節、香港、マカオではイースター(復活祭)関連やクリスマスなどのキリスト教の祝日も休日になります。

ちなみに中国では、すべての祝日が連休になります。上記の祝日以外に西暦1月1日の元旦、5月1日の労働節(メーデー)、10月1日の国慶節がお休みになりますが、そのすべてが前後の土日とつなげて3連休以上の連続休暇になります。3連休以上にするために、土日が出勤日になることもしばしばです。

新暦のカレンダーで見ると毎年日付が異なる祝日を多く抱える地域では、年の暮れに行政機関から翌年の祝日の休み方が発表されているようです。

祝日 表

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