[ 市場レポート ]
【訪沖外国人観光客数】2016年は前年比58万900人増の208万2,100人、初の200万人台を記録
最終更新：2017-05-09 12:01:44市場レポート
沖縄県が発表している「入域観光客統計」によれば、2016年に沖縄県を訪問した外国客は前年比58万900人増と伸び率は38.7%を示し、208万2,100人となりました。これにより国内客が過去最高の数値を記録したのと同様、外国客も初の200万人台を記録しました。これまでの年間における外国客の過去最高の入込は2016年の150万2,100人でした。
2016年の概況について沖縄県は、2015年から引き続き訪日旅行の人気が継続しているとした上で、沖縄発着の航空路線の新規就航や既存路線の増便があり、空路客が増加したと指摘しています。また、クルーズ船寄港回数が夏場を中心に大きく増加したことにより、海路客も大幅に増加したとしています。
2016年の各月の外国客の推移をみると、1月から3月にかけて数にして10万、伸び率にして100％を超える高い値を示し、外国客数におけるボトムアップが進みました。国籍別では最大市場である台湾が60.7万人（前年比伸び率：27.9%）と堅調な伸びをみせたほか、中国市場が44.9万人（51.5%）、韓国市場が43.1万人（44.8%）と高い伸び率を示すなど、2016年もアジア市場が沖縄県のインバウンドを牽引しました。