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[ 市場レポート ]

【単月:訪沖外国人観光客数】 2017年2月は14万4,100人と前年比5,800人減、伸び率は3ヵ月ぶりのマイナス3.9%

最終更新:2017-05-09 12:05:41市場レポート

沖縄県が発表している「入域観光客統計」によれば、2017年2月に沖縄県を訪問した外国客は14万4,100人と前年比5,800人減の記録を示し、伸び率は-3.9%となりました。国内客を含めた沖縄県の観光客総数に占める外国客の割合は22.6%となっています。国籍別では韓国の割合が31.2%と最も高く、台湾が僅差の30.3%、中国本土が20.3%と続いています。

沖縄_201702_棒

2月の概況について沖縄県は、新規就航を含む航空路線の拡充があった台湾・韓国・タイを中心に空路客が増加したとしています。一方、春節(旧正月)時期の移動により、旅行需要が2月から1月に早まったことや、前年に比べてクルーズ船の寄港回数が減ったことなどから、中国および香港を中心に外国客が減少し、全体として3ヶ月ぶりに前年を下回ったと分析しています。

沖縄_201702_グラフ

2月は全体としてマイナス成長を記録した一方、国籍別にみると台湾が前年比37.1%増の4万3,600人、韓国が14.8%増の4万5,000人など、航空路線の拡充があった地域からの入域は好調に推移しています。なお、観光客数のボリュームは小さいものの、アメリカ市場は前年同月比16.7%の1,400人を記録しており、従来の重点市場以外の市場の動向にも注目していきたいところです。

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