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[ 市場レポート ]

【単月:訪沖外国人観光客数】 2017年3月は15万8,400人と前年比2万500人増、台湾・韓国が全体を押し上げ伸び率14.9%

最終更新:2017-05-09 12:07:50市場レポート

沖縄県が発表している「入域観光客統計」によれば、2017年3月に沖縄県を訪問した外国客は15万8,400人と前年比2万500人増の記録を示し、伸び率は14.9%となりました。国内客を含めた沖縄県の観光客総数に占める外国客の割合は20.3%となっています。国籍別では台湾の割合が31.5%と最も高く、韓国が24.1%、中国本土が16.0%と続いています。

沖縄_201703_棒

3月の概況について沖縄県は、韓国では新学期開始でオフシーズンであったものの、高雄-那覇路線の新規就航など台湾・韓国における航空路線の拡充を背景に空路客が増加したものの、前年に比べて大型クルーズ船の寄港回数が減ったことなどから、中国および香港は前年を下回ったとしています。実際、3月の香港からの海路客は200人と前年同月比マイナス94.7%という結果でした。

沖縄_201703_グラフ

2月はマイナスであった伸び率は14.9%と小幅ながらプラスに回復した3月の外国客数ですが、中国や香港市場の落ち込みを補完する形で全体をプラスに押し上げたのは台湾と韓国市場でした。台湾は前年同月比48.5%増の約5万人、韓国は29.2%増の3万8,100人を記録し、今月の外国客に占める割合は台湾と韓国を合わせて55.6%と過半数となっています。4月以降も韓国や中国との新規就航を含む航空路線の拡充が予定されており、引き続き市場の動向から目が離せません。

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