INBOUND REPORT

[ 市場レポート ]

【単月訪日数】イギリス観光客、3月は9.6%減の31,400人、イースター休暇の移行が影響か

最終更新:2017-05-09 12:58:44市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2017年3月の訪日外客数(推計値)は前年同月比9.8%増の220万6千人と、3月として過去最高となりました。一方、訪日イギリス観光客は前年同月比9.6%減の31,400人と、昨年の値を下回る結果となりました。訪日外国人全体に占める2017年3月のイギリス観光客のシェアは、昨年の1.7%から1.4%の微減となりました。
9_イギリス_棒
今月も伸び率がマイナスとなった要因についてJNTOは、ダイヤモンドプリンセスなど、大型クルーズ客船の入港により3,000人以上が訪日するなど、クルーズ需要が訪日者数を下支えしたものの、前年は3月にあったイースター休暇が本年は4月に移動した影響などもあるとしています。
9_イギリス_グラフ
今年はアジア圏においても旧正月が2月から1月に移行した影響がみられるなど、大型休暇のインバウンドに対する影響が顕実に現れています。イギリス市場においても旧正月時期が移行したことによる中華系英国人の訪日需要の変動などを背景に2月の伸び率がマイナスに転じる結果となり、引き続き3月もイースター休暇の移行による影響がマイナスの伸び率として現われました。インバウンドにおいてターゲット市場の休暇時期の把握はマストといえます。

PAGE TOP