[ 市場レポート ]
【単月訪日数】香港観光客、 単月として過去最高の20.9万人、伸び率は64.6%と大幅にプラス傾向を記録
最終更新：2017-06-29 17:46:00市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2017年4月の訪日外客数（推計値）は前年同月比23.9%増の257万9千人と、これまでの過去最高であった2016年7月の229万6千人を上回り、単月として過去最高となりました。訪日香港観光客は前年同月比64.6%増の209,400人と、単月の値として過去最高となりました。訪日外国人全体に占める2017年4月の香港観光客のシェアは、前年の6.1％から8.1％の2.0%増となっています。
4月の香港市場についてJNTOは、前年は3月末にあったイースター休暇が2017年は4月に移動した影響が大きく、好調な推移となったとしています。さらに、 60%を超える伸び率となったことについて、航空座席供給量が増加したことを背景に挙げています。
2月から1月への旧正月休暇の移動に続き、3月から4月にイースター休暇が移動したことで、2017年は2月と3月の伸び率が低い値にとどまり、1月と4月の伸び率が好調な値を記録しています。こうした休暇時期の移動による伸び率の変動が激しい香港市場ですが、2017年の3月と4月の訪日数の合計は2016年の同期と比べて8.5万人多い37万3,900人となっており29.7%の伸び率を示していることから、香港市場全体の成長傾向は続いているといえます。