【インドネシア】インターネット利用の浸透は34%にとどまる一方、利用者は8,810万人と大規模な市場

ソーシャルメディア・コンサルティング企業「We Are Social」(本社:ロンドン)が発表している調査報告「Digital in 2016」には、全世界30ヶ国のインターネットやソーシャルメディアの利用状況に関する統計がまとめてられています。

今回は、この報告書から「インドネシア」の状況に焦点をあて、インドネシアのインターネットやソーシャルメディアの利用状況を見てみましょう。

まずはインドネシアのデジタル環境を概観してみましょう。インドネシアの総人口2億5,910万人の34%に当たる8,810万人がインターネットを利用しています。ソーシャルメディアは7,900万人と国民の約30%が利用し、その約83%に相当する6,600万人がモバイル端末からアクセスしている状況です。

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デバイスごとの普及率はどうでしょう。全タイプのモバイル端末の普及は85%と進んでいますが、スマートフォンは43%となっており、ラップトップPCを含むパソコンについは15%にとどまっています。

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メディアごとの利用時間をみてみると、マレーシアやタイと同じ傾向が出ています。パソコンやタブレットによるインターネット利用時間は4時間42分となっています。ソーシャルメディアについては、利用時間が2時間51分とやや長い結果です。

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インドネシアにおけるインターネット利用者は、国民の34%と他の東南アジアと比較して低い値にとどまっているものの、人口でみれば大きな規模であることがわかります。モバイル端末による利用も6,410万人となっています。

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インターネット利用頻度に関しては、「毎日利用する」と答えたユーザーが48%と50%を下回る結果になりました。インターネットの普及率も低い値にとどまっていたことから、オンライン情報の持つ即時性が十分に発揮されない環境も推察されます。

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ソーシャルメディア利用についても、総人口に対する割合は低いものの利用者数は大規模である点が特徴的です。冒頭でも紹介したようにインドネシアではソーシャルメディア利用者のうち約83%に相当する6,600万人がモバイル端末からアクセスしている状況です。

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続いて、利用されているソーシャルメディアのシェアについてです。インドネシアで一番利用されているのはBBM(BlackBerry Messenger)で19%となっています。次いでFacebookが15%、WhatsAppが14%という結果です。メッセンジャー系のサービスが多く挙がっているのはアジア全体の傾向といえるでしょう。

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最後に、EC(eコマース)についてのデータを見てみましょう。インドネシアについては、27%のデバイスで過去30日以内に商品やサービスが購入されているという結果になっています。タイやマレーシアと同様にネットを通じた購買活動は東アジアの各国と比較して低い傾向にあり、今後の成長が期待される地域といえます。

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ここまでインドネシアのインターネット・ソーシャルメディアの状況をみてきましたが、インターネットの普及率やソーシャルメディアの利用率は低い割合にとどまっている一方、利用者の実数では大規模な市場を形成しているのが現状です。将来的には世界経済におけるアジアの中心が中国からインドやインドネシアに移っていくとの見方もある中で、先を見据えたインバウンドの取り組みにはインドネシア地域も考慮し、ハラル対応などの対策も課題となりそうです。

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