[ 市場レポート ]
【単月訪日数】アメリカ人観光客、5月として過去最高の12.4万人、伸び率は11.4%と好調に推移
最終更新：2017-06-29 18:26:32市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2017年5月の訪日外客数（推計値）は前年同月比21.2%増の229万5千人と、2016年5月の189万4千人を上回り、5月として過去最高となりました。これにより5月までの累計は1,141万1千人となり、過去最速で1,000万人を超えました。訪日アメリカ人観光客についても、前年同月比11.4%増の124,700人と、5月として過去最高を記録しました。訪日外国人全体に占める2017年5月のアメリカ人観光客のシェアは、前年同月の5.9%から5.4％と微減となっています。
5月のアメリカ市場についてJNTOは、アジア行きを中心とした海外旅行需要の拡大や米国経済の安定、現地メディアへの日本の露出増加などを背景に、訪日者数が増加したとしています。旅行会社などに対して継続して情報発信を行っており、造成・販売される訪日旅行商品の内容も多様化が進んでいると指摘しています。
欧米市場を牽引するアメリカは、5月も安定した伸び率を維持しました。昨年の実績からも1年間の半分以上の月で観光客数が安定して100万人以上を記録していることがわかり、今後も安定的な増加が期待される市場です。旅行商品の多様化が進んでいることからも、訪問地の変化にも注目していきたいところです。