【タイ】インターネット利用者数と同数の3,800万人がソーシャルメディアを利用、インターネット利用時間はやや長い結果に

ソーシャルメディア・コンサルティング企業「We Are Social」(本社:ロンドン)が発表している調査報告「Digital in 2016」には、全世界30ヶ国のインターネットやソーシャルメディアの利用状況に関する統計がまとめてられています。

今回は、この報告書から「タイ」の状況に焦点をあて、タイのインターネットやSNSの利用状況を見てみましょう。

まずはインターネット分野についての概観してみましょう。タイの総人口6,805万人の56%にあたる3,800万人がインターネットを利用しています。特徴的なのはインターネット利用者数と同数の3,800万人がソーシャルメディアを利用していることでしょう。そのうち約9割の3,400万ユーザーがモバイル端末を通してソーシャルメディアにアクセスしていることがわかります。

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次にデバイスの種別に普及率を見てみると、スマートフォンが64%となっており、ラップトップPCを含むパソコンが27%と続いています。スマートフォンの普及率は東アジア諸国と比べてやや低い結果となっていますが、インターネット利用者も前年比21%増加となっていることから、今後の更なる普及が想定されます。

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一方、デバイスごとの利用時間をみてみると、東アジアよりも長い結果が出ています。パソコンやタブレットによるインターネット利用時間は中国よりも1時間22分長い4時間45分となっています。モバイル端末による利用も約4時間におよび、ウェブメディアとの接触機会が豊富であることが想定されます。

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タイにおけるインターネット利用者は国民の約2人に1人に留まるものの、3,060万人がモバイル端末を通してインターネットに接続していることがわかります。

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インターネット利用頻度に関しては、「毎日利用する」と答えたユーザーが86%と高い値が示されています。インターネット利用者が国民の56%だったことを考えると、利用者と非利用者の情報チャンネルに大きな違いが生まれていると考えられます。

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ソーシャルメディア利用のデータも見ていきましょう。前掲のようにタイでは人口の56%に相当する3,800万人がソーシャルメディアを利用しています。タイにおける利用者の数は前年比で19%増加しており、今後の利用者増加が見込まれます。

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どのようなソーシャルメディアを利用しているかもみてみましょう。タイではFacebookが32%とトップになっています。そこにLINEが29%、Facebookメッセンジャーが28%と続き、利用されるプラットフォームは日本の事情に近いものがあります。

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最後に、EC(eコマース)についてのデータを見てみましょう。報告書では44%の端末で過去30日以内に商品やサービスが購入されているという結果が出ています。モバイル端末でのネットショッピングについては31%の端末で過去30日以内に購買活動が行われているものの、ネットを通じた購買活動は東アジアの各国と比較して低い傾向にあります。

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タイのインターネット・ソーシャルメディアの状況をまとめてみると、今後のインターネットの普及に伴い海外旅行の情報収集におけるウェブの存在感が高まると考えられます。タイにおいて有名人のブログやツイッターが大きな影響力を持つことが知られていますが、インターネットを積極的に活用する年齢層やセグメントおよびITの浸透段階にも着目することで、さらに効果的なアプローチにつなげることができるでしょう。

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