[ 市場レポート ]
【12月速報】訪日観光客推移/台湾
最終更新:2017-01-04 18:30:16市場レポート
【単月訪日数】台湾人観光客、11月として過去最高の30.0万人、一方伸び率は1.4%にとどまる
日本政府観光局(JNTO)が発表している「訪日外客数」統計によれば、台湾人観光客は前年比1.4%増の300,700人と、11月として過去最高を記録しました。これを受け11月までの累計は3,888,800人となり、2015年の年計累計3,677,075 人を超える結果となっています。訪日外国人全体に占める11月の台湾人観光客のシェアは、前年同月の18.0%から16.0%と先月に引き続き約2%の微減となりました。
しかし、訪日者数の伸びは鈍化し1%台となったことについてJNTOは、トランスアジア(復興)航空の解散決定で22 日以降の全便が運航停止となった影響等もあると指摘しており、台湾観光客数の伸び率鈍化に歯止めが利かない状況が憂慮されます。
10月までに昨年の年間累計を上回った中国、韓国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、フランス、スペインの9市場に続き、台湾も昨年の累計値を達成しましたが、アジア市場全体の傾向と呼応して観光客数の成長鈍化が続いており、これまで以上にリピータの確保や満足度の向上が重要なポイントとなってきそうです。