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[ 市場レポート ]

【12月速報】訪日観光客推移/香港

最終更新:2017-01-04 18:30:00市場レポート

【単月訪日数】香港観光客、11月過去最高の15.2万人、11月までの累計が2015年の年間累計を超える

日本政府観光局(JNTO)が発表している「訪日外客数」統計によれば、2016年11月の香港観光客は前年比16.5%増の152,300人と、11月として過去最高を記録しました。これにより、11月までの累計は1,649,400人となり、2015年の年間累計1,524,292人を超える結果となりました。訪日外国人全体に占める11月の香港観光客のシェアは、前年同月の7.9%から微増の8.1%となりました。

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今月の台湾市場についてJNTOは、航空路線の増便により座席供給量が増加したことに加え、紅葉鑑賞を目的とした訪日需要が高まったことも訪日者数の押し上げに寄与したとしています。香港市場のピークシーズンとしては、2~3月のスノーシーズン、6~8月のサマーシーズン、10~11月の紅葉シーズンと3つの時期に大別され、季節に関連する観光資源は非常に重要な素材です。

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さらに香港市場の特徴として、訪日需要の安定性が指摘できます。まず、観光客の実数については台湾市場と同様に月ごとの変動が少なく、年間の最大較差は60万人以内に収まっています。さらに伸び率については今年5月以降連続で15%前後で推移しており、航空路線の変動等を鑑みて将来的な見通しをしやすい市場でもあります。

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