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[ 市場レポート ]

【12月速報】訪日観光客推移/アメリカ

最終更新:2017-01-04 18:28:24市場レポート

【単月訪日数】アメリカ人観光客、前年比17.0%増の10.3万人、訪日全体における米国のシェアは微増傾向が続く

日本政府観光局(JNTO)が発表している「訪日外客数」統計によれば、2016年11月のアメリカ人観光客は前年比17.0%増の103,800人と、11月として過去最高を記録しました。訪日外国人全体に占める11月のアメリカ人観光客のシェアは、前年同月の5.4%から5.5%と先月に引き続き微増となりました。

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11月の概況として、JNTOは一般的に大統領選挙が実施される月は旅行を控える傾向を指摘しながらも、今年は外国旅行者数全体の増加傾向に加え、訪日旅行についても、継続的な訪日旅行プロモーションの効果が後押しし、堅調に推移したとしています。アメリカ市場において伸びしろがある時期としては、特に1~2月の冬季と8~9月の夏季となっており、来年以降の増加が望まれます。

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また、訪日客数の伸び率については昨年の11月に20%以上の高い値を記録した反動もあり、17%とやや低下する結果となりました。一方、アジア市場との大きな違いとして、昨年の伸び率を上回る成長を続けている点が指摘できます。日本のインバウンドのアジア依存からの脱却に向け、欧米市場の動向にはますます注目していきたいところです。

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