[ 市場レポート ]
【1月速報】訪日観光客推移／シンガポール
最終更新：2017-02-09 11:28:45市場レポート
【年間訪日数】 2016年シンガポール観光客、過去最高の36.1万人、訪日全体に占めるシェアは1.5%
日本政府観光局（JNTO）が発表している「訪日外客数」統計によれば、2016年のシンガポール観光客は過去最高だった2015年308,783人を超え、361,800人を記録しました。訪日外国人全体に占める2016年のシンガポール観光客のシェアは、前年同月の1.6％から微減の1.5％となりました。
2016 年は日星外交関係樹立50周年にあたる記念の年であったため、JNTO では1月中旬に両国間の観光交流促進に関する協力覚書を取り交しました。官民連携の下、記念事業を推し進めた結果、年間を通じて概ね堅調に推移し、12月には単月過去最高となる75,900人（前年同月比13.3%増）を記録したとしています。単月単位でみても8月以降シンガポールの訪日数は好調な増加傾向をみせており、これを機に市場開拓が進むことが期待されます。
また、訪日旅行プロモーションにおいては、現地外食チェーンと連携し「日本の食」をテーマとしたメニューを提供したほか、広告掲載、OTAとの連動による訪日旅行商品の割引セールなど、訪日旅行に対する興味関心の喚起から実際の予約手配まで、訪日に至る段階ごとの動機付けを意識した一連の取り組みが行われるなど、シンガポールは今後の成長が見込まれる市場の一つといえます。