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[ 市場レポート ]

【年間訪日数】2016年アメリカ人観光客、過去最高の124.2万人、訪日全体におけるシェアは5.2%を維持

最終更新:2017-04-03 18:36:56市場レポート

日本政府観光局(JNTO)が発表している「訪日外客数」統計によれば、2016年のアメリカ人観光客は過去最高だった2015年の1,033,258人を超え1,242,700人を記録しました。訪日外国人全体に占める2016年のアメリカ人観光客のシェアは、前年の5.2%から同値を維持しています。
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米国からアジアへの渡航者数が増加傾向にあるなか、訪日旅行者数は年間を通じ全ての月で2桁の伸びを維持し、全ての月で同月過去最高を記録しました。こうした好調な推移についてJNTOは、9月の国連総会開催に合わせてニューヨークで開催した訪日観光セミナーにて、昨年に続き安倍首相が゙現地メディアや旅行会社に対して直接訪日旅行の魅力を発信したことに触れ、官民一体となって展開した訪日旅行プロモーションにより各種メディアにおける日本の露出が増加したことが訪日機運の醸成に繋がり、訪日者数の増加に貢献したとしています。
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また、訪日客数の伸び率についてはアジア市場が2015年の値を下回る傾向をみせるなかで米国は好調な成長を示し、9月には26.9%を記録しました。欧米市場では最も高いシェアを占めるアメリカですが、北米市場には依然として伸びしろがあることが伺えます。

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