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【年間訪日数】オーストラリア観光客、過去最高の55.2万人、年計で初の50万人超え

最終更新:2019-07-12 15:13:41市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2018年12月の訪日外国人観光客数(推計値)は前年比4.4%増の263万2千人と、2017年12月の252万1千人を上回り、12月として過去最高となりました。これにより2018年の訪日外国人観光客数は前年比8.7%増の3,119万2千人と、統計史上最多となりました。訪日オーストラリア観光客は前年比11.6%増の552,400人と、初めて年計で50万人を超え過去最高を記録しました。訪日外国人全体に占める2018年のオーストラリアのシェアは、前年の1.7%から微増の1.8%となりました。

2018年のオーストラリア市場についてJNTOは、イースター休暇の日程変動の影響を受けた4月など、前年と同水準になる月もあったものの、訪日旅行者数は全ての月で同月過去最高を記録したとしています。また、豪ドルレートの回復による経済の安定といった背後要因に加え、2017年9月にJALが、12月にカンタス航空が新規路線を就航するなど、航空座席供給量が大幅に増加していると分析しています。

観光庁による訪日外国人消費動向調査(2018年年間値・速報)によれば、一人当たりの旅行支出額がアジアで最も高い中国(223,640円)を抑え、オーストラリアは242,050円となっており、全市場を通じて最も消費単価の高い市場となっています。特に娯楽等サービス費への支出額が高く、全市場で唯一1万円を超える16,128円となっています。

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