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[ 市場レポート ]

【欧米豪主要市場訪日数】欧米豪主要市場は363万人、伸び率は前年比10.3%増

最終更新:2019-07-12 15:13:41市場レポート

日本政府観光局(JNTO)が発表している訪日外客統計によれば、2018年の欧米豪主要市場(英国・フランス・ドイツ・イタリア・ロシア・スペイン・米国・カナダ・豪州)の訪日外国人観光客数は、前年比10.3%増の363万人とアジア主要市場を上回る伸びをみせました。最大の割合を占めるのは米国で42.1%となっています。2位は2017年に引き続きオーストラリアとなっており、シェアは15.2%となりました。

 

 

 

月別の欧米豪主要市場における観光客数をみると、欧米豪のピークシーズンは3・4・10月となっています。市場別では、オーストラリアは1月のスノーシーズンの割合が高く、米国は6・7月の割合が高いことがわかります。アジア主要市場とは異なり、訪日外国人観光客数の月較差が22万人から38万人と大きいのが欧米豪主要市場の特徴です。2017年まではアジア市場の拡大が訪日インバウンド市場全体を牽引してきましたが、2018年は欧米豪主要市場の伸び率が訪日市場全体を上回り、欧米豪の存在感が増した年となりました。

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