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【年間訪日数】香港観光客、2018年は過去最高の221万人、全市場を通じて唯一伸び率マイナス
最終更新：2019-07-12 15:13:41市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2018年12月の訪日外国人観光客数（推計値）は前年比4.4%増の263万2千人と、2017年12月の252万1千人を上回り、12月として過去最高となりました。これにより2018年の訪日外国人観光客数は前年比8.7%増の3,119万2千人と、統計史上最多となりました。訪日香港観光客は前年比1.1%減の2,207,900人と、過去最高であった2017年の2,231,568人を下回りました。訪日外国人全体に占める2018年の香港のシェアは、前年の7.8％から微減の7.1％となっています。
2018年の香港市場についてJNTOは、年の後半は地震や豪雨など自然災害の影響で前年同月を下回った月が続いたものの、12月には前年同月を上回るまでに回復したとしています。また、人気トラベル雑誌である「Weekend Weekly（新假期）」とのタイアップや参加型のキャンペーンなどを通じ、各地方の魅力の訴求と訪日需要の地方分散化に取り組んだということです。
2018年の香港市場は、全市場を通じて唯一マイナスの伸び率となったものの、観光庁による訪日外国人消費動向調査（2018年年間値・速報）によれば、香港市場の消費額は全体の7.4％を占める3,355億円となっており、台湾に次いで第4位のシェアとなっています。