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【年間訪日数】タイ観光客、過去最高の113万人、年計で東南アジア市場で初の100万人超え

最終更新:2019-07-12 15:13:41市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2018年12月の訪日外国人観光客数(推計値)は前年比4.4%増の263万2千人と、2017年12月の252万1千人を上回り、12月として過去最高となりました。これにより2018年の訪日外国人観光客数は前年比8.7%増の3,119万2千人と、統計史上最多となりました。訪日タイ観光客は前年比14.7%増の1,132,100人と、東南アジア市場で初めて年計で100万人を超え過去最高となりました。訪日外国人全体に占める2018年のタイのシェアは、前年の3.4%から微増の3.6%となりました。

 

 

2018年のタイ市場についてJNTOは、全ての月で同月過去最高を更新し、特に年間最大の旅行シーズンであるソンクラーン(タイ正月)休暇のあった4月は、単月として過去最高となる148,647人を記録したことに触れ、航空路線の新規就航や増便が相次いだことで、6月から8月にかけて特に高い伸びを記録したとしています。

 

 

市場拡大の観点から2017年主役が韓国だったとすれば、2018年の主役はタイであったといえます。年計で100万人を超える市場は韓国・中国・台湾・香港・アメリカ・タイの6ヵ国となりました。他の東南アジア市場では、いずれも年計でベトナムが26.0%、フィリピンが18.8%などと好調な伸び率を示しており、東南アジア市場の存在感が確実に増してきています。

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