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【年間訪日数】2018年は過去最高の3,119万人、伸び率は8.7%、中国は全市場初の800万人突破

最終更新:2019-07-12 15:13:41市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2018年の訪日外国人観光客数は、前年比8.7%増の3,119万2千人と、JNTOが統計を取り始めた1964年以降、過去最高となりました。2011年以降、7年連続で訪日外国人観光客数の増加傾向が続いており、2018年の外国人観光客数は2011年の5.0倍に拡大しています。中国は前年比13.9%増の838万人と全市場で初めて800万人台に達し、フランスは前年比13.5%増の30万人となるなど、アジア市場のみならず欧米市場の拡大がみられました。

 

 

2015年をピークに訪日インバウンド市場の拡大ペースは緩やかになってきたものの、依然として増加基調が継続しており、2018年はついに3,000万人の大台を突破しました。市場の成熟化に伴いリピーターの確保や消費単価の向上が今後の課題となっています。

 

 

2018年の月別訪日外国人観光客数をみると9月の伸び率がマイナス5.3%となっており、インバウンドに対する台風第21号や北海道胆振東部地震の影響が大きかったことが改めて伺えます。年間で最大の伸び率となったのは2月で、2017年は1月末にあった旧正月休暇が2018年は2月となったことや航空路線の増便やチャーター便の運航、クルーズ需要の増加などにより、23.3%という高い伸び率を記録しました。

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