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【単月訪日数】韓国、前年同月割れの60.8万人、伸び率は5.6%減と今年初めてのマイナス
最終更新：2018-12-04 14:30:49市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2018年7月の訪日外客数（推計値）は前年同月比5.6%増の283万2千人と、2017年7月の268万2千人を上回り、7月として過去最高となりました。7月までの年間累計は前年同期比13.9%増の1,873万9百人となっています。韓国については、前年同月比5.6%減の608,000人となりました。訪日外客数全体に占める7月の韓国のシェアは、前年同月の24.0％から2.5%減の21.5%となっています。
7月の韓国市場についてJNTOは、大阪が人気の旅行地である同市場において、6月18日に発生した大阪府北部の地震の影響を受け、大阪への旅行需要が抑えられたこともあり、訪日者数は前年同月を下回ったとしています。JNTOでは地震や豪雨について、交通機関などの情報発信先へのリンク設定をするなどの対応を行っているとのことです。
韓国市場における1月から7月の累計旅行者数は4,624,300人と前年同期比にして14.5%の伸び率となっています。1月以降、各月の伸び率は低下傾向にあり、今月は香港市場と同様にマイナスの伸び率となりました。熊本地震の際は旅行者数が翌月には震災前までの水準に戻っており、大阪北部地震の影響についても素早い回復に期待したいところです。