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【10月訪日数】台湾、前年同月を下回る38.0万人、伸び率は9.9%減と先月に引き続きマイナス

最終更新:2019-07-12 15:13:40市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2018年10月の訪日外客数(推計値)は前年同月比1.8%増の264万1千人と、2017年10月の259万5千人を上回り、10月として過去最高の記録となりました。10月までの年間累計は前年同期比9.7%増の2,610万9千人となり、堅調に推移しています。台湾については、前年同月比9.9%減の379,600人となりました。訪日外客数全体に占める10月の台湾のシェアは、前年同月の16.2%から1.8%減の14.4%となっています。

10月の台湾市場についてJNTOは、全体の航空座席供給量は増加したものの、昨年は10月であった中秋節休暇が今年は9月であったことに加え、昨年は4連休であった国慶節が今年は1日しかなかったこと、また台風接近の影響でクルーズに欠航が発生したことなどが相まって、訪日者数は前年同月を下回ったとしています。

韓国市場や香港市場と同様に、台湾も先月に引き続き前年同月比マイナスの記録となりました。それでも1月から10月の累計旅行者数は4,069,500人と前年同期比にして4.8%の伸び率となっています。成熟市場の一つである台湾の旅行者の足は、ますます日本の知名度が高くない「秘境」地域などに向いており、市場の質の転換からも目が離せません。

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