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【11月訪日数】中国、11月として過去最高の61.7万人、主要アジア4市場で唯一プラスの伸び率
最終更新：2019-07-12 15:13:41市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2018年11月の訪日外客数（推計値）は前年同月比3.1%増の245万1千人と、2017年11月の237万8千人を上回り、11月として過去最高の記録となりました。11月までの年間累計は前年同期比9.1%増の2,856万人となり、堅調に推移しています。中国については、前年同月比8.8%増の617,300人となり、11月として過去最高を記録しました。訪日外客数全体に占める11月の中国のシェアは、前年同月の23.8％から1.3%増の25.2%となっています。
11月の中国市場についてJNTOは、旺盛なFIT需要と航空座席供給量の増加が、全体の訪日者数の増加を後押ししたとしています。また、中国における11月までの年間累計は7,781,000人となり、2017年の年計7,355,818 人を超え、過去最高を記録しました。
主要アジア4市場で夏から秋にかけての一連の災害の影響が大きくみられる中、11月は中国のみプラスの伸び率となりました。旅行者数についても2017年11月は韓国が622,604人に対し、中国は567,149人でしたが、今年は中国が617,300人に対し、韓国が588,200人と順位が逆転しています。FIT化が進む中国ですが、依然としてポテンシャルの高い市場といえるでしょう。