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【11月訪日数】シンガポール、11月として過去最高の5.4万人、伸び率は7.5%増と安定した増加傾向

最終更新:2019-07-12 15:13:41市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2018年11月の訪日外客数(推計値)は前年同月比3.1%増の245万1千人と、2017年11月の237万8千人を上回り、11月として過去最高の記録となりました。11月までの年間累計は前年同期比9.1%増の2,856万人となり、堅調に推移しています。シンガポールについては、前年同月比7.5%増の54,300人となり、11月として過去最高を記録しました。訪日外客数全体に占める11月のシンガポールのシェアは、前年同月の2.1%から微増の2.2%となっています。

11月のシンガポール市場についてJNTOは、スクールホリデーを契機とした当該市場の旅行ピーク期が始まったことやディパバリの公休という季節的要因、航空座席供給量の増加に加え、昨年度より秋季の訪日需要拡大のためのプロモーションを実施していることもあり、訪日者数は増加を維持したとしています。

主要アジア4市場で夏から秋にかけての一連の災害が大きく影響している一方、シンガポールやタイなどの東南アジア市場は増加傾向で推移しています。1月から11月の累計旅行者数は350,200人と前年同期比にして10.2%の伸び率となっています。11月における他の東南アジア市場では、ベトナムが前年同月比36.7%増の34,000人を記録するなど、多くの市場で2桁増となっています。

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