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【1月訪日数】香港、前年同月を下回る15.4万人、伸び率は3.9%減と伸び悩む

最終更新:2019-07-12 15:13:41市場レポート

日本政府局(JNTO)によれば、2019年1月の訪日外客数(推計値)は前年同月比7.5%増の268万9千人と、2018年1月の250万1千人を上回り、1月として過去最高の記録となりました。香港については、前年同月比3.9%減の154,300人となりました。訪日外客数全体に占める1月の香港のシェアは、前年同月の6.4%から微減の5.7%となっています。

 

 

1月の香港市場についてJNTOは、航空座席供給量は増加したものの、米中貿易摩擦による市民の消費マインドの悪化や香港と中国大陸を結ぶ高速鉄道と港珠澳大橋が開通し、中国へのより安価な旅行が選択可能となったことなどによる中国への旅行需要の高まりもあり、訪日者数は前年同月を下回ったとしています。

 

 

2018年の年間累計外客数では全市場を通じて香港市場のみ前年比伸び率がマイナスとなりました。2018年は相次ぐ自然災害や香港における株価や不動産相場の下落といった押し下げ要因が重なったことから、香港の外客数を深刻に捉える必要はないとみる向きもあり、今年も引き続き市場の動向を注視したいところです。

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