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【3月訪日数】韓国、前年同月を下回る58.6万人、伸び率はマイナス5.4%と伸び悩む

最終更新:2019-07-12 16:31:00市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2019年3月の訪日外客数(推計値)は前年同月比5.8%増の276万人と、2018年3月の260万8千人を上回り、3月として過去最高の記録となりました。韓国については、前年同月比5.4%減の585,600人となりました。3月までの年間累計は前年同期比2.4%減の2,080,800人となっています。また、訪日外客数全体に占める3月の韓国のシェアは、前年同月の23.7%から2.5%減の21.2%となっています。

 3月の韓国市場についてJNTOは、航空座席供給量は増加したものの、韓国経済が低迷していること、韓中関係の改善による中国への渡航需要の回復やベトナムが人気になるなど海外渡航先が多様化していることなどの影響を受け、訪日者数は前年同月を下回ったとしています。

 3月の韓国市場は香港市場同様に今年2回目の伸び率マイナスとなりました。JNTOも指摘しているように物価の安いベトナムが海外旅行先としての人気が高まるなど訪日インバウンドをめぐる競争環境が厳しくなっています。ベトナム中部の都市であるダナンでは2018年6月にオープンした観光地が新名所として人気を博すなど、多くの国・地域で観光客の関心を引いています。

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