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【4月訪日数】韓国、前年同月を下回る56.7万人、伸び率は11.3%減と2桁のマイナス

最終更新:2019-07-12 17:34:36市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2019年4月の訪日外客数(推計値)は前年同月比0.9%増の292万7千人と、2018年4月の290万1千を上回り、単月として過去最高の記録となりました。韓国については、前年同月比11.3%減の566,600人となりました。4月までの年間累計は前年同期比4.4%減の2,647,400人となっています。また、訪日外客数全体に占める4月の韓国のシェアは、前年同月の22.0%から2.6%減の19.4%となっています。

 4月の韓国市場についてJNTOは、航空座席供給量は増加したものの、韓中関係の改善による中国への渡航需要の回復やベトナムが人気になるなど、海外渡航先が多様化していることに加え、日本のゴールデンウィークの影響や韓国経済の低迷などもあり、訪日者数は前年同月を下回ったとしています。

 4月の韓国市場の伸び率は、今年3回目のマイナスとなっており、1月から4月の累計数では全アジア市場を通じて最も低いマイナスとなっています。韓国のアウトバウンド市場では物価の安いベトナムが海外旅行先として人気が高まるなど、旅行先としての相対的な地位が低下している状況が伺えます。LCCで2時間で来られる「身近な」日本の魅力をどう訴求していくかが問われています。

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