INBOUND REPORT

[ 市場レポート ][ タイ ]

【4月訪日数】タイ、単月として過去最高の16.5万人、伸び率は10.9%増と2桁台で推移

最終更新:2019-07-16 12:08:56市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2019年4月の訪日外客数(推計値)は前年同月比0.9%増の292万7千人と、2018年4月の290万1千を上回り、単月として過去最高の記録となりました。タイについては、前年同月比10.9%増の164,800人となり、単月として過去最高を記録しました。4月までの年間累計は前年同期比19.4%増の512,700人となっています。また、訪日外客数全体に占める4月のタイのシェアは、前年同月の5.1%から微増の5.6%となっています。

 4月のタイ市場についてJNTOは、日本のゴールデンウィークの影響があったものの、新規就航や増便により航空座席供給量が前年同月と比較して大きく増加したことに加え、旅行博でのPRや、春コンテンツ、北海道などの情報発信・広告宣伝などの訪日旅行プロモーションもあり、訪日者数は前年同月を上回ったとしています。

4月のタイ市場はアジア市場全体を通じて最も高い伸び率を記録しました。訪日インバウンド市場全体に占める割合としては18人に1人程度ですが、主要アジア4市場の成長鈍化がみられる状況で、今後ますます存在感が高まっていくことが予想されます。また、LCCの役割が大きく、タイ民間航空庁によれば、タイと日本を結ぶ直行便の旅客割合は、LCCの比率が全体の3割を超えています(2018年)。

PAGE TOP