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【4月訪日数】台湾、前年同月を下回る40.4万人、伸び率は14.2%減と2桁のマイナスに

最終更新:2019-07-16 12:11:42市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2019年4月の訪日外客数(推計値)は前年同月比0.9%増の292万7千人と、2018年4月の290万1千を上回り、単月として過去最高の記録となりました。台湾については、前年同月比14.2%減の403,500人となりました。4月までの年間累計は前年同期比1.0%減の1,593,200人となっています。また、訪日外客数全体に占める4月の台湾のシェアは、前年同月の16.2%から2.4%減の13.8%となっています。

4月の台湾市場についてJNTOは、地方への新規就航や増便、チャーター便の運航による航空座席供給量の増加があったものの、昨年は5連休であった清明節休暇が今年は4連休となり旅行需要が抑えられたことと、日本のゴールデンウィークの影響もあり、訪日者数は前年同月を下回ったとしています。

4月の台湾市場は訪日インバウンド市場全体を通じて最も伸び率が低くなり大きな変動がみられました。JNTOが指摘しているように、今年のGWは日本人の海外旅行が好調で、4月の日本人出国者数は前年同月比22.8%増と大きく増加しました。台湾は日本人の海外旅行先としても人気のため、GW需要の影響が大きいのではないかと推測されます。

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