INBOUND REPORT

[ 市場レポート ][ 中国 ]

【5月訪日数】中国、5月として過去最高の75.6万人、伸び率は13.1%増と2桁台

最終更新:2019-07-16 10:20:59市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2019年5月の訪日外客数(推計値)は前年同月比3.7%増の277万3千人と、2018年5月の267万5千人を上回り、5月として過去最高の記録となりました。中国については、前年同月比13.1%増の756,400人となり、5月として過去最高を記録しました。5月までの年間累計は前年同期比10.8%増の3,651,800人となっています。また、訪日外客数全体に占める5月の中国のシェアは、前年同月の25.0%から2.3%増の27.3%となっています。

5月の中国市場についてJNTOは、日本のゴールデンウィークの影響による訪日旅行商品の価格高騰が一部見られたものの、新規就航や増便による航空座席供給量の増加に加え、1月から開始した個人査証の発給要件緩和の効果もあり、訪日者数は2桁の伸びを記録したとしています。

他の東アジア3市場(韓国、台湾、香港)がマイナスの伸び率となった一方、中国市場は1月以降プラスの伸びを維持しています。5月は訪日インバウンド市場全体に占める中国の割合が27%と4月を上回っており、2019年は中国の存在感が相対的に高まりをみせています。2020年春には習近平国家主席が国賓として来日する可能性があり、中国市場の追い風となることが期待されます。

PAGE TOP