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【5月訪日数】香港、前年同月を下回る18.9万人、伸び率は0.8％減と今年3度目のマイナス
最終更新：2019-07-16 10:36:20市場レポート
日本政府観光局（JNTO）によれば、2019年5月の訪日外客数（推計値）は前年同月比3.7%増の277万3千人と、2018年5月の267万5千人を上回り、5月として過去最高の記録となりました。香港については、前年同月比0.8%減の189,000人となりました。5月までの年間累計は前年同期比1.8%減の888,800人となっています。また、訪日外客数全体に占める5月の香港のシェアは、前年同月の7.1%から微減の6.8%となっています。
5月の香港市場についてJNTOは、増便などによる航空座席供給量の増加があったものの、日本のゴールデンウィークの影響に加え、安価に楽しめる旅行先として台湾、タイなどが好評だったこともあり、訪日者数は前年同月を下回ったとしています。
香港市場では4月の伸び率がプラスに回復したものの、5月は再びマイナスの伸び率となりました。6月は香港で「逃亡犯条例」改正案の撤回を求めて大規模な抗議デモが行われました。6月9日には香港の人口の約13%に当たる103万人がデモに参加したと報じられており、訪日旅行に対する影響が懸念されます。