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【5月訪日数】韓国、前年同月を下回る60.3万人、伸び率は5.8%減と3ヵ月連続マイナス

最終更新:2019-07-16 10:25:48市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2019年5月の訪日外客数(推計値)は前年同月比3.7%増の277万3千人と、2018年5月の267万5千人を上回り、5月として過去最高の記録となりました。韓国については、前年同月比5.8%減の603,400人となりました。5月までの年間累計は前年同期比4.7%減の3,250,800人となっています。また、訪日外客数全体に占める5月の韓国のシェアは、前年同月の23.9%から2.1%減の21.8%となっています。

 5月の韓国市場についてJNTOは、航空座席供給量は増加したものの、韓中関係の改善による中国への渡航需要の回復やベトナムが人気になるなど、海外渡航先が多様化していることに加え、日本のゴールデンウィークの影響や韓国経済の低迷などもあり、訪日者数は前年同月を下回ったとしています。

 韓国市場は、3ヵ月連続のマイナス伸び率となっており、1月から5月の累計数でみても全アジア市場を通じて最も低いマイナスの伸び率となっています。韓国から日本への旅行市場をめぐっては国内経済事情と円高も影響しているとみられており、韓国の総合旅行会社「旅行博士」によれば、日本旅行の需要を主導してきた20~30代の旅行者が減少していると報じられています。

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