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【5月訪日数】台湾、前年同月を下回る42.7万人、伸び率は3.1%減と2ヵ月連続マイナス

最終更新:2019-07-16 10:31:00市場レポート

日本政府観光局(JNTO)によれば、2019年5月の訪日外客数(推計値)は前年同月比3.7%増の277万3千人と、2018年5月の267万5千人を上回り、5月として過去最高の記録となりました。台湾については、前年同月比3.1%減の426,500人となりました。5月までの年間累計は前年同期比1.4%減の2,019,800人となっています。また、訪日外客数全体に占める5月の台湾のシェアは、前年同月の16.5%から1.1%減の15.4%となっています。

5月の台湾市場についてJNTOは、地方への新規就航や増便、チャーター便の運航による航空座席供給量の増加があったものの、日本のゴールデンウィークの影響や航空運賃の高止まりなどに伴う訪日旅行費用の高騰によりベトナム、タイ、韓国など日本より安価な海外渡航先が競合となり、訪日者数は前年同月を下回ったとしています。

台湾市場は2ヵ月連続で伸び率がマイナスとなり、訪日者数の減少傾向が続いています。一方、株式会社Fun Japan Communicationsが自社の運営サイト「FUN! JAPAN」の読者に対して行った調査では、「半年以内に日本に行く予定」と答えた割合が台湾で71%となっており、訪日旅行に対する関心は依然として高いことが伺えます。

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