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【単月:訪沖外国人観光客数】2018年8月は30万人と前年同月比2万4,300人増、伸び率は8.8%増とプラスに転じる

最終更新:2019-04-04 11:43:29市場レポート

沖縄県が発表している「入域観光客統計」によれば、2018年8月に沖縄県を訪問した外国客は30万人と前年同月比2万4,300人増の記録を示し、伸び率は8.8%増となりました。国内客を含めた沖縄県の観光客総数に占める外国客の割合は28.9%となっています。国籍別では台湾の割合が30.6%と最も高く、中国本土が25.7%、韓国が14.0%と続いています。

訪沖外国人観光客数 沖縄

8月の概況について沖縄県は、台風の影響が懸念されたものの、夏休みシーズンによる旅行需要の高まりに加え、前年同月より航空路線の拡充があったことなどから、前年を上回ったとしています。9月は、秋夕連休や中秋節があることや、前年同月より航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数が増加する予定であることなどから、好調に推移すると見込んでいます。

訪沖外国人観光客数 沖縄

先月は伸び率が2012年ぶりに前年同月比で減少となりましたが、8月はプラスへ転じました。入域経路別に8月の観光客数をみると、空路が前年同月比5.7%増の16万5,900人、海路が12.9%増の13万4,100人となっており、海路客の増加が市場全体の押し上げ要因となりました。クルーズ船は天候以外の理由による突然の寄港地変更など特有の動きがあり、クルーズ客誘致にはそうしたクルーズならではの事情にも配慮する必要があります。

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