[ 市場レポート ][ 香港 ]
【香港：訪沖外国人観光客数】2018年10月は2万0,000人と前年同月比2,200人減、伸び率はマイナス9.9%と低調
最終更新：2019-07-12 15:13:40市場レポート
沖縄県が発表している「入域観光客統計」によれば、2018年10月に沖縄県を訪問した香港の外国客は2万0,000人と前年同月比2,200人減となり、前年同月比の伸び率はマイナス9.9%となりました。沖縄県の外国人観光客総数に占める香港の割合は8.1%となっています。
香港市場の概況について沖縄県は、10月は前年同月より航空路線の拡充があったものの、台風の影響による航空路線の欠航や前年同月に比べクルーズ船の寄港回数が減少したことなどから前年を下回ったとしています。11月は、香港発のクルーズ船の寄港が予定されていないものの、前年同月より航空路線の拡充が予定されていることなどから、空路客を中心に堅調に推移すると見込んでいます。
今年の香港市場の伸び率は振るわない状況が続いています。訪日市場全体でも10月の香港は前年同月比0.9%減となっています。入域経路別に10月の観光客数をみると、空路が前年同月比3.0%減の1万6,400人、海路が32.1%減の3,600人となっており、先月に続き海路客の減少が顕著となっています。1月～10月の累計観光客数は前年同期比5.2%減の21万2,200人となっており、暦年での伸び率は主要4市場で唯一マイナスとなっています。