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【中国:訪沖外国人観光客数】2019年5月は4万9,700人と前年同月比21,300人減、伸び率はマイナス30.0%と大きく落ち込む

最終更新:2019-07-12 16:07:02市場レポート

沖縄県が発表している「入域観光客統計」によれば、2019年5月に沖縄県を訪問した中国本土の外国客は4万9,700人と前年同月比21,300人減となり、前年同月比の伸び率はマイナス30.0%となりました。また、5月の外国人観光客総数に占める中国本土の割合は18.5%となっています。

5月の中国市場の概況について沖縄県は、労働節休暇による旅行需要の高まりが期待されたものの、前年同月に比べてクルーズ船の寄港回数が減少したことなどから、前年を下回ったとしています。6月は、端午節休暇による旅行需要の高まりが期待されることや、前年同月よりクルーズ船の寄港回数が増加する予定であることなどから、堅調に推移すると見込んでいます。

訪日市場全体では旅行者数の推移が好調の中国市場ですが、訪沖市場では30%と大きな減少となりました。1月から5月の累計では前年同期比14.3%増の28万5,300人となっており、プラスの伸び率となっています。入域経路別に5月の観光客数をみると、空路が前年同月比5.6%増の2万2,800人、海路が45.5%減の2万6,900人となっており、空路が堅調な増加となった一方、海路が大きく減少しました。中国国内の価格競争を背景とした船会社の収益悪化によるクルーズ便数減少が影響していると思われます。

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