INBOUND REPORT

[ 市場レポート ]

【単月:訪沖外国人観光客数】 2017年6月は26万1,500人と前年比4万5,600人増、伸び率は21.2%と好調

最終更新:2017-08-03 17:19:28市場レポート

 沖縄県が発表している「入域観光客統計」によれば、2017年6月に沖縄県を訪問した外国客は26万1,500人と前年比4万5,600人増の記録を示し、伸び率は21.2%となりました。国内客を含めた沖縄県の観光客総数に占める外国客の割合は32.7%となっています。国籍別では台湾の割合が36.1%と最も高く、韓国が16.4%、中国本土が16.3%と続いています。
沖縄_1_外国_棒
 6月の概況について沖縄県は、高雄−那覇路線の増便を含む航空路線の拡充や、クルーズ船の寄港回数が増加したことなどから前年を上回ったとしています。また7月は、台北・高雄−那覇路線の増便計画や、引き続きクルーズ船の寄港回数が増加予定であることに加え、本格的な夏休みシーズンによる旅行需要の増加が見込まれることなどから、好調に推移すると見込んでいます。
沖縄_1_外国_線
 6月は台湾が市場全体を牽引し、21.2%の高い伸び率を記録しました。国内からの入域観光客数の増減比が7.8%だったことからも訪沖インバウンドの活況が伺えます。また、外国客の市場構成比が30%を超えるなどインバウンドの存在感はますます大きくなっています。海路での入域外国客の伸び率が28.9%と高い値を示していることから、クルーズ客の動向にも引き続き注目していきたいところです。

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