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[ 市場レポート ]

【1月速報】訪日観光客推移/台湾

最終更新:2017-02-09 11:43:01市場レポート

【年間訪日数】 2016年台湾人観光客、記録史上初の400万人越え、訪日全体に占めるシェアは17.3%

日本政府観光局(JNTO)が発表している「訪日外客数」統計によれば、台湾人観光客は過去最高の4,167,400人となり、初めて年計で400万人を超えました。訪日外国人全体に占める2016年の台湾人観光客のシェアは、前年の18.6%から17.3%に微減となりました。

today_グラフ_訪日_台湾_棒

JNTOは台湾市場について、全ての月で同月過去最高を記録し、台湾における外国旅行先の中で日本が1月から10月まで連続して首位を保持したことに触れたうえで、年間の動向としては、年初から初夏に掛けては、2015年からのLCCを中心とした航空路線の拡充によりFITを中心に順調に推移した点を指摘。しかし、前年比での円高基調の継続や、台風による航空便の欠航、V エアの撤退やトランスアジア航空の解散による座席供給量の減少など、訪日市場にとってマイナスとなる外的要因が重なり、訪日旅行プロモーションの効果が発揮されにくい状況に転じたとしています。

today_グラフ_訪日_台湾_折線

また、2016年は東北、中国、四国地方のPRに力を入れ、デジタル旅行博での販売促進や、台湾のインフルエンサーを起用した動画の制作、消費者向けイベントの開催などの訪日旅行プロモーションを通じて、積極的に地方分散化に取り組んだとしており、月別訪日数の変動幅が小さい台湾市場の足がどれだけ地方に向いてくるのか、今後の動向に注目したいところです。

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